Home Tags Posts tagged with "ルーペ"

ルーペ

0 3255

ルーペとは「もの」を拡大して観察する道具のことです。 宝石や鉱物を見るためには無くてはならない必須アイテムです。 さて、ルーペもライト付き、カラフルな色やデザインなど色々なものが沢山あります。 それらは、どのルーペを使ってもほとんど問題なく見たり観察したりすることができます。 そうしたら、宝石や鉱物を見るためのルーペは何でもいいのでしょうか? 答えは「No」です。

ルーペに求められる3つの条件

プロが本当にこだわって使うルーペには以下の3つの条件があります。 1 球面収差と色収差 2 枠の色 3 レンズの素材

「1 球面収差と色収差」

ルーペで最も重要なパーツはレンズです。そのレンズを通して対象のものがどのように見えるかはとても大切です。レンズにはものが歪んで見える「球面収差(きゅうめんしゅうさ)」と色がにじんで見える「色収差(いろしゅうさ)」という問題があります。球面収差と色収差があると正確に観察することができません。そのためルーペでは、この2つの収差を補正するレンズである必要があります。その補正するレンズにはレンズを2枚使用した「ダブレット」とレンズを3枚使用した「トリプレット」があります。プロが使用すべきレンズは球面収差と色収差両方を補正するトリプレットが最適です。

 「2 枠の色」

ルーペの外形を構成する枠の色にもこだわりが必要です。宝石や鉱物を観察する際にこの枠の色や余分な光が入り込んだりします。そうすると色で判断、判別する重要な場合で見誤る可能性があります。そのため枠の色は、映り込みや光が入り込まない「黒色」である必要があります。灰色やステンレスカラーのものを多く見かけます。これらでも問題は無いのですがベストではありません。

 「3 レンズの素材」

ルーペのレンズにはガラス製とプラスチック製があります。しかし、長い年月使用するなら圧倒的に「ガラス製」です。プラスチック製は傷がつきやすくクリアに見ることができなくなる可能性があります。使用する頻度や色々な環境下でハードに使用することが多いルーペにおいて、常にクリアに見えることは必須条件です。そのためレンズの耐久性は高くなければいけません。 140724_2

高いルーペには理由がある

ということで、この3つの条件を備えたルーペは必然的に価格が高くなります。しかし、長く愛用する道具として考えると、そんなに高い投資ではないと思います。おすすめルーペのキーワードは「トリプレット、黒色、ガラス製のルーペ、日本製、ドイツ製」です。 僕がルーペに求めることは超シンプルに「正確に見える」です。 140724_3