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合成水晶

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人工水晶、合成水晶、丸玉

よく人工水晶と合成水晶という言葉を耳にします。
どちらも工場で作られた水晶で、天然の水晶ではないということはなんとなくわかります。
では、人工水晶と合成水晶の違いはなんでしょうか。

人工水晶とは

人工水晶、合成水晶、原石

人工水晶の「人工」とは、三省堂の大辞林によると「人の手を加えること。人の力で作ること。」と書いてあります。 つまり、人工水晶とは「人の力によって作られた水晶」となります。

合成水晶とは

人工水晶、合成水晶、原石

合成水晶の「合成」とは、三省堂の大辞林によると「二つ以上の単体または化合物から、化学反応により別の化合物をつくること。」と書いてあります。つまり、合成水晶は「珪素と酸素という二つの単体によって作られた水晶」となります。「人の手、人の力」という言葉はありませんが、明らかに人の力によって作られるものだということはわかります。

人工水晶と合成水晶の違いは呼び名だけ

人工水晶、合成水晶、原石

人工水晶と合成水晶は、両方とも人の力によって作られた水晶で同じものです。では、なぜ呼び名が違うのでしょうか。

現在、日本で人の力によって作られた水晶は「JIS(日本工業規格)」によって「人工水晶」と表記されています。そのため基本的には人工水晶と呼びます。

では、合成水晶という呼び名はどこからきたのでしょうか。

人工水晶の英語表記は「Synthetic quartz crystal(シンセティック・クォーツ・クリスタル)」といいます。海外でも人の手で作られた水晶は「Synthetic quartz crystal」といいます。当然、日本も海外と同じ英語表記です。ただ、問題は「Synthetic」という英語を日本語に訳すと人工ではなく「合成」となります。そのためSynthetic quartz crystalをそのまま訳すと「合成水晶」となり、この呼び名も使われるようになりました。

どちらを呼んだらいいの

人工水晶、合成水晶、さざれ石

人工水晶と呼ぶべきか、合成水晶と呼ぶべきかの問題には、日本の宝飾業界と水晶産業業界の大きな影響を受けています。何故なら宝飾業界は「合成水晶」を使い、水晶産業業界では「人工水晶」を使っているからです。

結論として日本ではJISで表記されている「人工水晶」と呼ぶほうが良いと思います。
しかし、合成という言葉のほうが人工という言葉より明確でわかりやすい事と、海外で正しく通じる事を考慮すると合成水晶(Synthetic quartz crystal)という呼び名をしっかりと知っておく必要があると思います。

何にしても人工水晶も合成水晶も同じものなので呼び名を統一して欲しいです。
ちなみに画像の水晶は全て人工(合成)水晶です。

合成水晶