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結晶

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レムリアン水晶の条線

水晶の柱面(ちゅうめん)には平行な線があります。
非常に細かい線や階段のように段々になっている線まで色々です。
その見た目がまるでバーコードのように見えることから、スピリチュアルやヒーリングの世界ではそのまま「バーコード」と呼び広く知られているようです。

しかし、この線の正しい呼び名はバーコードではありません。

正しい呼び名は条線

ブラジル水晶の条線

この線の正しい呼び名は「条線(じょうせん)」といいます。
条線とは結晶面に直角や平行にできる線のことです。
結晶面の成長や双晶(そうしょう)の繰り返しによって生じます。

他の天然石の条線

トルマリンの条線

条線は水晶だけでなくトルマリン、トパーズ、クンツァイトなど色々な天然石の結晶にも生じます。

サファイアの条線

それぞれの天然石の結晶によって条線の向きに違いがあります。

インペリアルトパーズの条線

水晶やコランダム(サファイア)は柱面に対して条線が「横(直角)」にあり、トルマリンやトパーズなどは柱面の「縦(平行)」に条線があります。

条線は結晶面の異常

水晶の条線

非常に安定した環境下で成長した結晶面には条線がなく完全に平滑なものが形成されます。

しかし、ほとんどの天然石は常に環境が激しく変化する中で成長します。そのため、結晶面の異常で生じる条線は欠点でも欠陥でもなく、逆に天然石の面白さであり魅力でもあります。

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天然石の世界で一番有名で身近にある石は「水晶」だと思います。
その水晶を言い表す言葉の中に「クリスタル」があります。
色々な方とお話をしていてよく耳にします。
話の流れから水晶のことを言っていることは分かります。

しかし、このクリスタルという言葉が水晶を言い表すことは正しいのでしょうか?

「クリスタルとは」

そもそもクリスタルとはどのような意味なのでしょうか。
いきなり答えですが、クリスタルとは「結晶」という意味です
金属、人工物、鉱物など結晶さえしていればなんでも「クリスタル」といいます。
ちなみに結晶とは近山晶著書の「宝石宝飾大辞典」には

「規則正しく原子配列(結晶構造)をもち、いくつかの平滑な面(結晶面)で囲まれた幾何学的な多面体のことを指す。」

-引用:近山晶「宝石宝飾大事典」(近山晶宝石研究所)p.239より-

と書いてあります。非常に難しい文章ですが、簡単にいうと「同じ原子や分子が規則正しく並んで構成したもの」と考えるとわかりやすいと思います。

ここまでクリスタルの言葉の意味について書いてきましたが水晶を意味する内容はひとつもありません。

「クリスタルという言葉で水晶を言い表すには」

水晶のことを言っているつもりでも、クリスタルと言うと「結晶」という意味になってしまいます。例えば「クリスタルの8mm」は「結晶の8mm」、「ヒマラヤ山脈のクリスタル」は「ヒマラヤ山脈の結晶」、「クリスタルパワー」は「結晶パワー」という感じです。言っていることはなんとなくわかるし通じます。

クリスタルという言葉使って水晶を言い表すには「ロッククリスタル(rock  crystal)」や「クリスタリンクォーツ(crystalline quartz)」という英名で正しく言う必要があります。

ということで「クリスタル」という言葉の正しい意味をきちんと理解した上で使うことが大変重要だと思います。